テニスは全世界が愛するスポーツですよね。もちろん、テニスファンやスポーツファンの人ならウィンブルドンを耳にしたことがあるでしょう。ウィンブルドンとは、世界で最も古いテニストーナメントであり、最も権威のある大会として広く知られています。
今年は7月3日から7月16日にわたってロンドンのウィンブルドン・オールイングランドクラブで開催されます。あとわずかで始まりますが、世界中でかなりの盛り上がりを見せています。今回はこのウィンブルドン選手権でにおける「最も思い出深い決勝戦」を4つご紹介したいと思います。
2001年決勝戦 ゴラン・イワニセビッチ対パット・ラフター
思い出深い試合といえばやはり、2001年決勝戦のゴラン・イワニセビッチ対パット・ラフターですよね。当時この決勝は雨天のため延期され、前夜にチケットを求めて先着順で並んだ1万人のファンの前で行われました。このような異常な盛り上がりから、以後、この日の試合を「ピープルズマンデー」と呼ぶようになりました。イワニセビッチはセンターコートでラフターを5セットで下し、4度目の挑戦でウィンブルドン初優勝を飾りました。
この試合はかつてないほどの大観衆の前で、選手たちは見事な「シーソー・バトル」を繰り広げました。ラフターは2年ぶり2度目のウィンブルドン決勝での敗退にもかかわらず、潔く敗れました。決勝でパット・ラフターを破り、ノーシード選手として初めてウィンブルドンを制覇した試合でした。
1927年準決勝 ヘンリー・コシェ対ビル・チルデン
ビル・チルデンは、過去に2回ウィンブルドンを優勝しており、3度目の優勝を果たすかのように見えていました。チルデンが対戦相手のコシェに圧勝したかと思われたが、コシェは第3セットを6ゲーム連取し勝利を収め、決勝戦でジャン・ボロトラに勝ち優勝しました。当たり前かと思ったことが覆されたので、みんな驚いたでしょう。
1975年決勝戦 アーサー・アッシュ対ジミー・コナーズ
この試合は歴史的に人々の記憶に刻ました。アッシュはアフリカ系アメリカ人で初めての優勝者でした（現在も唯一）。この試合はそれだけでとても思い出深いのですが、、この試合をさらに思い出深くした理由は、アッシュとコナーズの関係です。ESPNによると、当時の2週間前、コナーズは、デビスカップ・チームへの参加拒否をアッシュが批判したとして、アッシュに対して500万ドルの名誉毀損訴訟を起こすと発表していたんです。これも当時では話題で、さらにこの試合に注目を集めたともいえます。
2005年決勝戦（女子） ビーナス・ウィリアムズ対リンゼイ・ダベンポート
2005年の女子選手権の決勝戦、ビーナス・ウィリアムズ対リンゼイ・ダベンポートはウィンブルドン史上最長の女子勝戦として有名な試合です。2時間24分にわたって繰り広げられたこの試合を印象を印象深いものにしたのは長さだけではありません。ダベンポートは当時、世界ランキング1位でウィリアムズは2000年と2001年の優勝者でしたが、当時のランキングは14位で、ウィンブルドンの第14シードで出場していました。そして彼女は珍しく最下位で優勝した女子選手となったのです。強者同士の熱い戦い、誰もがハラハラしたのではないでしょうか。
まとめ
毎年世界中の注目を浴びるウィンブルドン。今年も盛大な盛り上がりを見せるでしょう。
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